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ON THE ROAD

お昼休み、ちょっと時間ができたので、ふらりと本屋さんへ。
入口近くに山積みされた青い表紙の本が目に入った。
「ON THE ROAD」ジャック・ケルアック著
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うわっ!これって「路上」だ。

「ON THE ROAD(路上)」はビート・ジェネレーションの代表的な作家、詩人であるジャック・ケルアックが1957年に発表した作品。
わたしが「路上」に出会ったのは、まだ確か10代の後半の頃。
たぶん、好きだったミュージシャンか誰かのお気に入りの作品だったとか、そんなんで知ったんだと思う・・・。
そんなおばかなきっかけで読んだものだから、ビート・ジェネレーションが何なのかまったくわからず(これはいまだにわかっていない)、面白くて面白くて一気に読んだ、というわけではなかったのだけど、なぜだか妙に印象に残って、忘れられない作品。
読みはしないけれど、ずっとそばにおいて置きたいと思った。
今までよんだ本で、大好きな本はたくさんあるし、何度も読み返した本もたくさんある。
これは、どこがよかったのかきかれると答えに困ってしまうし、繰り返し読んだわけでもない。
物語はかなりクレイジー、よくも悪くもアメリカという国がぎゅっとつまっている。
そして、きっとあらゆるロードムービーといわれるものの原点もここにある。
50年前に書かれたものとは思えないほど、今読んでも新鮮。

なんだか、昔好きだった人に再会したみたいで、ちょっとどきどきした。
思わず、買ってしまった。
昔読んだ文庫版のと、なぜだか原書のペーパーバックス版(←これは読んでない・・・汗)とすでに2冊もっているから、3冊目。
by giovanni12 | 2007-11-14 23:38 | ひとりごと