人気ブログランキング | 話題のタグを見る

トランスアメリカ

トランスアメリカ_f0002265_22454799.jpgわたしにしては珍しく、ただ今公開中の映画、トランスアメリカのおはなし。

トランスセクシャル(性同一性障害)の男性(女性?)は自分に息子がいたことを知る。
ひょんなことから二人は出会い、いっしょにアメリカ横断の旅をすることに。
いわゆるロードムービー。



何がすごいって、。「デスパレートな妻たち」に出ていた、主役のフェリシティ・ハフマンがどうみても、ルックスといい、声といいおじさんが女装しているようにしか見えない・・・。
彼女の外見、かなりきてるんですが、見ているうちにだんだん、けっこういい女に見えてくるのは不思議です。
ブリー(主人公の名前)の息子への気持ちは、息子を想う母親の気持ちなのか、あるいは息子を思う父親の気持ちなのか、いずれにしても、わたしには持つことのできない感情なので、推し量るしかありませんが、人が人を愛する気持ちには心打たれます。
でも、17歳の少年には、酷な現実ですよね。
17年間、会いたいと思い続けた父親が女性になっていたとは。
この映画、いろいろ複雑な思いが残るけれど、決して絶望的な結末でないところがいいです。
ロードムービー好きのわたしには、たまらない映画でした。

息子役のケヴィン・セガーズくん、かなりハンサムでクールでセクシーです。
by Giovanni12 | 2006-08-04 23:15 | Film